栃木県の法人様より、夏場の深刻なハウス内温度上昇についてご相談をいただきました。こちらの法人様では、熱対策としてハウスの屋根に遮光材を塗布したいと考えておられましたが、手作業での散布はあまりにも労力がかかりすぎるため、ドローンを活用した遮光材散布を検討されていました。しかし、具体的な散布方法や適切な運用手順が分からず、当社へお問い合わせをいただきました。
お話を伺う中で、お客様が多数のハウスを所有されていること、そして遮光材だけでなく通常の農薬散布にも機体を併用できれば費用対効果が高まることに着目し、2つの用途で活躍する農業用ドローンの導入をご提案いたしました。具体的な機種選定にあたっては、ハウスの陰になるなど目視外での飛行が発生する可能性があったため、安全性を担保する優れたカメラ機能と障害物レーダーの性能を重視しました。さらに、遮光材は一度に多量の散布が必要となるため、大容量タンクを搭載できる点も考慮し、これらの条件を満たすDJI社製の「T25」をご案内し、導入に至りました。
実際にドローンを用いて遮光材を散布した結果、その効果ははっきりと表れました。サーモグラフィー画像で検証したところ、散布した箇所と未散布の箇所では温度差が顕著に出ており、ハウス内の温度を劇的に下げることに成功しました。手作業による過酷な労働を回避しながら、作物の生育環境を快適に保つ確かな効果が期待できるとして、お客様にも大変ご満足いただいております。