近年、日本の農業現場では高齢化や人手不足が深刻な課題となっており、その解決策として「スマート農業」の導入が急速に進んでいます。現在、日本の水田のおよそ30%で、農薬散布や播種(種まき)用途に農業用ドローンが導入されているのをご存知でしょうか。高効率かつ低コストなドローン運用は、これからの農業において不可欠な選択肢となっています。そうした中、「大規模な機材は扱いきれない」「一人でも手軽に運用したい」という小〜中規模農家の方々に最適なモデルとして登場したのが、DJIの最新農業用ドローン「Agras T25P」です。
本記事では、T25Pの特徴と、具体的な導入メリットをご紹介します。
Agras T25Pの特長は、その「コンパクトさ」と「高い作業能力」の両立にあります。
コンパクトで単独操作に最適
従来機の折りたたみ可能な設計を継承し、軽量なボディを採用しています。これにより、一人での持ち運びや離着陸の準備が容易になり、限られた人手でもスムーズに作業を開始できます。
十分な積載量と散布性能
小型ながらパワフルな性能を持ち、液体散布は最大20kg(流量16L/分)、粒剤散布は最大25kgまで対応可能です。50〜500μmの液滴サイズをカバーし、小〜中規模圃場に最適な散布能力を備えています。
高度な安全性能
農業現場には電線や樹木など多くの障害物が存在しますが、T25Pは「安全性システム3.0」を搭載。ミリ波レーダーとTri-Vision(トライビジョン)システムを組み合わせることで高精度な障害物検知を実現し、安全な飛行をサポートします。
25Pを導入することで、農作業の負担は大幅に軽減されます。さらに、ミリ波レーダーとTri-Visionシステムを統合した「安全性システム3.0」を搭載しています。これにより高精度な障害物検知と、より効率的なルート選択が可能となり、障害物の多い現場でも安心して自動飛行ができます。
メリット①:複雑な地形にも対応する完全自動運用
空中マッピング機能を備えており、圃場や果樹園の測量をプログラムすることが可能です。さらに、山間地の斜面など複雑な地形での「地形追従散布」にも対応し、複数区画での連続的な完全自動運用を実現します。これにより、操縦者の負担と疲労を大きく減らすことができます。
進化したスクリュー式散布システムによる高精度な作業
アップグレードされた「20kg 高精度スクリュー式散布システム4.0」を搭載しており、ムラのない均一な播種や施肥が可能です。農薬や肥料の無駄を省き、コスト削減と収量アップに貢献します。
いかがでしたでしょうか。今回は「DJI Agras T25P」についてご紹介いたしました。当社では茨城県・栃木県の農家様を中心に農業用ドローンをはじめとするスマート農業について幅広くサポートしております。農業用ドローンに関するお悩みは、お気軽にお問い合わせください。